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失火責任法にみる隣の家の火災

      2014/06/06

隣の家で火事が発生し、なかなか消化できずに火は勢いを増し、ついには我が家まで飛び火して一部分が焼けてしまいました。

この場合の責任はどこにあり、賠償は誰がするのでしょうか。

普通に考えれば、すべての原因は隣の家にあるわけなので、すべて隣の家の人が責任を持ってくれるのではないか、と思いたいところです。

このケースの場合の損害は、失火責任法に基づき、隣の家には賠償責任がなく、すべて自分でまかなわなければなりません。出火元の隣の家人には法的な責任は問えません。

つまり、火災保険に加入する意味とは、こうした隣の家からの飛び火による火災に対する補償の意味も込められているわけです。自分の家はオール電化で火を使うこともないし煙草も吸わないので火事はまずあり得ないから火災保険はいらない、と火災保険にもし加入していなかった場合、こういう近隣住宅からの飛び火による火災に対する補償が一切なく、すべて自費で修理や家財の買い替えなどまでおこなわなければなりません

もちろん逆の意味で、もし自分の家で火災が発生した場合に近隣の住宅にも被害が及んだとしても、その責任に問われることはありません。

ただ唯一注意したいのは、火災の発生原因に重大な過失があった場合に限り、賠償責任が発生します。その場合は、個人賠償責任保険の出番というわけです。

火災に対する考え方の基本には、こうした失火責任法による根拠があり、他人の家からの飛び火だから賠償してもらえると思って安心するわけにはいかないのです。

火災保険に対する認識として、覚えておきたい注意点と言えます。それを踏まえた上で、火災保険は選んでいきたいところです。

 - 保険あれこれコラム