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火災保険における類焼損害補償は必要か

      2014/06/06

日本において、隣の家で火災が発生した際にそのまま飛び火して類焼被害が発生した場合においても、相手側に法的な賠償責任はありません。

これは失火責任法に基づくものですが、多くの火災保険にはオプションとして類焼損害補償が存在します。

たとえば自分の家から火災が発生し、隣の家に被害を及ぼしたとします。その際、火災の発生原因は軽過失であり法的には賠償責任がないため、隣の家は隣の家で、自らの火災保険の補償に頼る必要があります。被害額が1000万円として、その時仮に隣の家の火災保険の補償額が500万円だった場合、半分の500万円は保険で補うことができず、そのまま隣の家の負担となってしまいます。

そうした際に、火災が発生した側の火災保険に類焼損害補償があれば、足りない部分の500万円に補償額が充てられる形となります。

つまり、法的には賠償責任はないものの、万が一隣の家などの火災に対する補償が足りない場合に、その助けをする形となります。

気持ちとしては火を出した側なので、類焼損害補償があればせめてもの償いという形になり、そのあとの付き合いはやりやすくなるとも言えます。

もしこの類焼損害補償がなければ、損害額全額をある程度隣側の火災保険でまかなえるのであればまだいいものの、もし足りない場合はやはり納得いかない気持ちが隣の家には残ることになる可能性が高いです。

自分の家だけでなく近隣の家との関係を考えるのであれば、あるにこしたことはない補償ではありますが、そこまでする法的責任はないと考えれば判断が難しいところではあります。

例えば近くの家との距離だったり、もし我が家が火災になった時に類焼する可能性がどれくらいあるか、という点を考慮しながら検討してみてもいいかもしれません。

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