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大手生保のノルマに追われる営業社員・セールスレディ

      2014/06/05

大手生命保険会社は離職率の高さで有名です。まずは一年目で半数はいなくなり、二年目では8割は辞めるとも言われており、生き残っていく営業社員やセールスレディたちは、鉄のハートと抜群の営業力を持つ歴戦の猛者とも言える人たちのみだったりします。

逆に入社するのは簡単で、やめる人が多い分、多数の社員を入れていかなければ完全に人手不足になって会社が回らなくなってしまいます。それでも、生保自体そういうものだともはや当たり前のことになってきているのか、人が残っていくような改善はなかなか見られません。

それだけ離職率が高いと募集して育てるために経費もかかりますし時間もとられます。大いなる無駄の繰り返しにも思えるのですが、生保会社としてどうにかなっていくのには理由があります。

まず、離職率が異常に高いその理由としては、きつすぎるノルマにあると言われます。契約を獲得するために東奔西走し、月に0件などはもちろん論外、最低数件の結果を残さなければ上司からの厳しい指摘が入るため、夜遅くまで営業を続ける必要に迫られます。ノルマに追われて営業をすれば、もちろん顧客目線での営業になるはずもなく、本当は必要もない保険をチャンスと思えば販売していく形になり、どうしても本来の営業販売のあるべき姿からは遠くなってしまいます。

行き詰って最終的に落ち着くのは、自分自身で自社保険の契約をするという方法です。保険業界の隠語で「自爆」と言われています。自分自身でとどまっているうちはまだしも、やがて家族も巻き込み始めます。さらに進むと友人知人へとその輪は拡大されていきます。

家族まではまだどうにかなるでしょうが、友人知人になってくると、一歩間違えば今まで築いてきた信頼関係を壊してしまう形にもなりかねません。

自分の契約も、やがて気づいたころには複数の契約が存在していることでしょう。必要もない保険が増え、毎月保険料支払いに追われてせっかく稼いだ給料はすべて保険料に消えるという負のスパイラルにはまっていきます。

最終的には、家族友人知人の契約を残したまま本人は会社を辞めてしまう形になります。失ったものは職と信頼。保険会社は社員一人を犠牲にして、その周囲の家族や知人などの契約を得たという結果が残ります。

こうして考えていった場合、そういう事情を抱えた生保営業社員たちから正しい判断を引き出せると考えるのはやはり間違いであり、保険の契約はあくまで自分で考えて、生保社員の意見は参考程度に聞くようにしておいた方が間違いはありません。

相手にもよるでしょうが、かなりの確率で契約欲しさに必要もない保険を勧められている可能性もあります。

基本中の基本ですが、必要な保険を必要最低限で契約し、無駄なものは省く、というのが保険の契約をする際の心構えではないかと思われます。

長期に渡って保険料を支払い続ける、高い買い物です。いらないものを相手の言われるままに契約するということがないようにしたいものです。

そうした判断ミスがないように、保険の資料や約款は、最低限読み込むようにしておきましょう。

 - 保険あれこれコラム