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個人年金保険と所得控除とインフレリスク

      2014/06/07

個人年金保険は、死亡保障とはまったく別に用意された保険であり、老後の年金のための貯蓄としての保険です。

現在、公的な年金がどこまで期待できるか未知数な中、老後に不安を持つ人は少なくありません。

年金や貯蓄では足りない部分を、個人年金でまかなって行こうというのが個人年金保険の目的です。そのため、まず加入に当たっては、老後の生活における公的年金や保障内容をしっかり把握した上で、さらにどれくらいの追加費用が必要なのかなどを予想した上で検討する必要があります。

仮に個人年金保険加入中の払込期間に被保険者が死亡した場合は、それまでに支払った保険料相当額の年金や保険金が受け取れるのみであり、養老保険のような死亡保障はないため、注意が必要です。

払込満了後の受取期間に、年金として定期的に払い込んだ保険料が返ってくる形となり、受け取り方法自体はその個人年金保険の種類によってさまざまですが、終身年金や確定年金、有期年金など、色々と設定しておくことができます。

このように、個人年金保険は保障の要素がなく、完全に貯蓄要素が強い保険となっています。

変額個人年金保険とは違い、将来的に年金として返ってくる金額が、保険加入当初に定められた金額が変動することはなく、増えることはありませんが減ることもなく、一定額がしっかり返ってくる形となります。

当然返戻率の高い個人年金保険の方がより有利となりますので、選択の際に注目すべきはその返戻率の高さです。払込額よりも多くの年金が戻ってくる保険を選びたいところです。

個人年金保険のもう一つのメリットとしては、個人年金保険料控除を受けられるという点が挙げられます。この控除は、生命保険料控除とはまた別枠で控除対象となりますので、毎年所得控除を受けることができます。この点も長期的視野で考えれば大きな特典と言えます。

ただし、個人年金保険の弱点としてはその長期的運用という性質上のインフレリスクです。これは生命保険でも言えることであり、長期の契約となる保険では必ず存在するリスクでもあります。

そうしたメリットデメリットを把握した上で、個人年金保険の加入検討をするようにしましょう。

 

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