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損をしない既婚女性のための逓減定期保険の考え方

   

女性のための保険として、損をしない保険があります。

独り身の場合の保険の考え方としては、生命保険は基本的に必要ないと思われますが、もし結婚している女性の場合は、生命保険を最低限利用して損をしない可能性が高い方法があります。

その方法とは、生命保険の定期保険の一種で、逓減定期保険というタイプの保険を活用する方法です。

「逓減(ていげん)」という難しい言葉が出てきた時点で、よくわからないと感じてしまう人も多いと思われますが、「逓減」を簡単に言い換えると「次第に減っていく」という意味合いです。

何が減っていくのかというと、「保険金」が減っていきます。

保険において、非保険者としてもっとも大切なのは保険金なのですから、保険金が減っていく保険など論外だと感じるかもしれません。確かに保険金が減っていくと、なんだか大きな損をしてしまうような気分になるかもしれません。ただし、この逓減定期保険に関しては、保険金が次第に減っていく代わりに、保険料が安く設定されているのです。

ある保険会社の逓減定期保険では、若い時期にもらえる死亡保険金が1000万円とすると、ある一定の年齢を過ぎると300万円程度に減り、さらに65歳程度になるとついに最低ラインの100万円まで減ります。いくら保険料が安いとはいえ、保険金がそこまで減らされては完全に損じゃないか、と思われるかもしれません。しかし、この保険は実は、非常に理にかなった保険だったりするのです。

何故なら、大きな金額の保険金が最も必要と思われる時期までは、ある程度大きな保険金で保障されているからです。

70歳~80歳になった時には、既に子供も独立し、保険金はそんなに大きな金額は必要になりません。それこそ葬式代程度が残っていればいいのです。

そして90歳がこの保険の満了なので、そこまでに死亡した場合は必ず最低100万円がもらえることになります。

とはいえ、保険料の払込を90歳まで続けていくのだから、仮に100万円もらったとしても大きな損と思われがちですが、計算してみると、若いころに加入した逓減定期保険の場合、90歳までの保険料払込総額は、100万弱~200万程度になる保険が多く、そう考えると、90歳までに死亡すれば、100万円の保険金が必ずもらえるため、損をすると言っても最大で100万いくかいかないかです。場合によっては10万円程度のマイナスで済む可能性もあります。

さて、ここからは可能性の問題です。

若くして死亡した場合、保険金が大きいため、絶対に損はしません。

高齢者の仲間入りをし、90歳までに死亡すれば損をするにしても100万円未満と考えればそれで若い時や本当に必要な時期に大きな保障を得られると考えれば安いものです。

ただし、90歳以上生きた場合、保険金はもらえませんし払い込んだ保険料も戻ってきませんので、そのままマイナスになります。ここがポイントです。

まさか90歳以上生きることは、と思うには昨今の日本人の寿命は延びすぎています。十分90歳以上生きる可能性はあります。

ですが、そこは保険としては割り切ってしまいたいところです。90歳を超えるまで生きることが出来たら、それはそれで十分ではないでしょうか。多少の保険料のマイナスがあったとしても、長年にわたる安心料だったわけで、万が一早世していたら必ず役に立っていたはずの保険なのです。結果90歳以上生きて保険料が一切返ってこなくても納得したいところです。

この逓減定期保険がなぜ結婚している女性に適しているかというと、妻の死亡保障を厚くするのであれば、その分夫の保障を厚くする方が合理的と思われる中で、妻にも最低限の死亡保障をと考えた時に、保険料負担もそれほど大きくなく、ある程度の保険金も期待できるためです。

妻である自分には死亡保障はいらない、と言わず、こうした逓減定期保険であれば、最低限と考えて加入しておいてもいいのではないでしょうか。

 

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