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秋には気になる年末調整と保険料控除/確定拠出年金控除

   

秋頃になってくると、必ず毎年やってくるのが年末調整のための書類記入です。

意味もわからずなんとなくやり過ごしている、という人も実は多いこの作業。しかし、しっかりやらないと非常にもったいないということをまずは理解しておきましょう。

そもそも年末調整とは何かというと、給与所得者である会社員や公務員などに事業者等が支払った一年間の給与とそこから源泉徴収した所得税について、12月の最終支払日に改めて計算しなおし、所得税の額に過不足がないかを調整する作業のことを指します。

つまり、払いすぎた税金があれば返してもらう。払い込むべき税金が足りていなければ追加で支払う。そういう作業です。

一般的には税金が返ってくるケースの方が多いため、臨時収入として期待している人も多いかもしれませんが、状況によっては追加徴収されるケースもあるので注意が必要です。

そもそも給与から所得税は源泉徴収されているわけなのですが、年末調整時に控除する決まりになっている「生命保険料控除」や「介護医療保険料控除」、「個人年金保険料控除」などがそれぞれ再計算されるために、保険に加入している人は、まず年末調整で税金が戻ってくる可能性は高いと言えます。

平成24年以降に加入の保険については上記三分野それぞれで所得税は4万円を上限に控除されますが、確定拠出年金は、保険よりもさらに大きく全額控除されますので、こちらも忘れずに掛金払込証明書を添付しましょう。

年末調整に影響する所得控除には、全部で14種類があります。以下、全種類を挙げます。生命保険料控除の中に、上記の「介護医療保険料控除」や「個人年金保険料控除」も含まれます。

 

雑損控除、医療費控除、社会保険料控除、小規模企業共済等掛金控除、生命保険料控除、地震保険料控除、寄付金控除、障害者控除、寡婦(寡夫)控除、勤労学生控除、配偶者控除、配偶者特別控除、扶養控除、基礎控除。

 

所得税控除とはつまり、「税金を納めてもらうのに事情がある人たちから同じ金額をもらうと大変でしょうから、上記の14項目に当てはまる人たちからは税金を納めてもらう額を減らしますよ」、という意味合いでとらえるとわかりやすいと思います。

つまり、生命保険や医療保険に加入しているのであれば、税制上優遇されて所得税を割引してもらえるのですから、申告漏れがあるとせっかく返してもらえるはずの税金が返してもらえなくなります。これが、年末調整をしっかり行わなければならない理由です。

ついつい、記入が面倒だからと、年末調整の用紙に、加入している保険の情報を記入せずに提出した場合、自ら返ってくるはずの税金を放棄するのと同じことなのです。

生命保険などに加入している場合は、必ず事前に生命保険料控除証明書が送られてきますので、年末調整の書類と一緒に提出するようにしましょう。

生命保険料控除証明書については、一般的に10月中に送られてくることが多いようですが、なかなか送られてこない場合、失くしてしまった場合などは保険会社に問い合わせしてみましょう。

 

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