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インフレリスクがあるので貯蓄型保険はお得ではないか

   

保険に加入する目的しては、第一に生命保険などに代表されるリスクに備えるためという目的が一つと、もう一つは将来に対する貯蓄代わりという目的が考えられます。

リスクに備える保険は、保険の本来の目的であるためにしっかり検討したうえで加入すればいいのですが、貯蓄代わりの保険となると多少感覚が違ってきます。

何より、目的が貯蓄および資産の運用なので、できる限り返戻率が高い保険を探して加入する必要があり、銀行に預けるよりははるかに割がいいという理由こそが貯蓄代わりの保険の存在意義といえます。

余っているお金を銀行預金にするよりも、保険として運用する方がはるかに高効率であるなら、大きなメリットが貯蓄型保険にはあります。

ただ、貯蓄型の保険の最大のリスクとしては、途中解約をすると返戻金が一気に減り、払込した元金を割り込んでしまうというリスクです。

そのため、途中で解約は一切しないという強い決意のもと利用する必要がありますが、長期保有することでインフレリスクを同時に胚胎してしまうという問題が常に付きまといます。

今、100円で買える商品が、30年後には200円払わないと買えなくなっているかもしれません。こればかりは30年後になってみないとわかりません。

その場合、仮に返戻率120%の貯蓄型保険に加入していたとしても、大きなマイナスになります。100円が120円になっても、100円から200円に値上がりした商品は買えません。

これこそが貯蓄型保険の最大のリスクなわけですが、では貯蓄型保険はお得ではないかといえばそう一概には言えません。

まず、貯蓄型保険では決められた年数の払込が終われば、確実に金額の数字的には増えて戻ってくることが約束されています。返戻率120%の貯蓄型保険であれば、100万円は120万円に増えて戻ってきます。

その時のインフレによる商品の価値はどうあれ、金額的に増えるのは間違いないため、ある意味確実です。

そもそもインフレが発生した場合、現金をそのまま手元においていたとしても、銀行に預けていたとしてもインフレからは逃れられないので同じことです。

インフレに対して策を講じるとするならば、実物資産を持つとか、株式や外貨を持つという資産の分散投資を行い、うまくポートフォリオを組むという方法が望ましいといえます。

そのポートフォリオの中で、貯蓄型保険を運用方法の一つとして作るのは十分ありではないでしょうか。何も、すべての資産を貯蓄型保険で運用しなければならないというわけではないのです。

インフレに対応するためには実物資産や株式を持ちながら、確実に額面の金額を増やすために貯蓄型保険を利用するという方法を、検討してみてもいいのかもしれません。

 

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