初心者のための保険選び

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解約返戻金があるので入れるだけ保険に加入する

   

解約返戻金があるということは、保険料を毎月支払って言ったとしても、最終的には自分にその保険料は返ってくるのであり、まったく損をすることがありません。

それでいて保険料の支払い中には万が一の際の保障が適用され、問題なく契約期間を満了すればそのまま支払った保険料がむしろ増えて戻ってきたりするわけです。

そう考えれば、長期的に考えるのであれば保険は解約返戻金がある保険を選択した方が、まったく損することなく保障のみ得ることができるということもできます。

とすると、保険料が掛け捨てになる保険よりも返戻金がある保険の方が・・・ということになりかねませんが、ここは別の記事でも何度も触れているように、保険加入の目的によって選択は変わってきます。

定期保険は解約返戻金が基本的にないことがほとんどですが、その分、安い保険料で大きな保障を得ることができます。

解約返戻金がある保険は、保険料が将来的には必ず帰ってくるものの、大きな保険金をかけておきたい場合には保険料がかなり高額になります。最終的に戻ってくるとはいえ、毎月の支払い額の負担が大きくなってしまい、状況によっては支払いができなくなってしまうという可能性もあり得ます。

そのため、大きな保障を得たい場合には向いていない保険といえます。安い保険料で大きな保障を得ることが目的である場合は、やはり掛け捨てにはなりますが定期保険にメリットはあります。

しかしここは考え方次第です。

大きな保障を得られるとはいえ、必ずしもその保障期間内に万が一の事態が起こるとは限りません。そうなると支払ってきた保険料がどう考えてももったいない、と思うのであれば、保険料がたとえ高額になったとしても、100%以上の解約返戻金が見込める終身保険の方がいいのではないか、という人もいるかもしれません。

仮に保険金1500万円の保険に加入するとします。どちらも65歳払込終了で、定期保険は保険期間も65歳で終了です。

掛け捨ての定期保険は月額3000円、解約返戻金がある終身保険は1500万円の保険金を得るためには月額3万円の保険料が必要です。さあ、この場合どちらを選択しますか?

月額3万円の保険料を支払っていけると考えるのであれば、終身保険でもいいかもしれません。しかし、損はしないとはいえ、決して効率的とは言えないのではないでしょうか。もちろん貯蓄としての役割を重視するのであれば大いにメリットはありますが。

とにかく保険はすべて解約返戻金がある保険で統一するのであれば、月額あたりの保険料はかなりの高額になることが予想されます。

上記の例では、1500万円の保険金を得るために月額3万円もの保険料がかかっていました。ただ、死亡保険金としては1500万円は決して多くはありません。これを仮に保険金10倍の1億5000万円にしようと思ったら、保険料も単純計算10倍で月額30万円もかかってしまいます。

月額30万円を継続して支払っていく能力がある人は、貯蓄目的以外では保険に入る必要はないと思われます。あえて入るのであれば、一定期間を高額な保険金で保障してくれる定期保険の方が、掛け捨てになったとしても目的に沿うと思われます。

そう考えていったときに、すべての保険について損をしたくないので解約返戻金がある保険を選択する、というのはやはり無理があります。そもそもどういう目的を持って保険に加入するのかということをまず明確にした上で、その目的に沿った保険を、解約返戻金にとらわれずにしっかり選んでいきたいところです。

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