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上皮内がんへの備えは必要か

      2015/07/20

がん保険の検討をすると必ずかかわってくる問題の一つに、「上皮内がん(上皮内新生物)」の取り扱いについてがあります。

上皮内がんは、「がん」と言われてはいるものの一般的ながんと大きな違いがあり、基本的に転移はせず治療費もそう多くはかからず、治癒率が高いという特徴があります。

そのため、厳密に言うところの「がん」とは実際のところは別物と考える向きもあり、がん保険についても保険商品ごとにこの上皮内がんに対する対応が大きく異なるのはそのためです。

例えばあるがん保険では、上皮内がんでも通常のがんと全く同じ給付金を支払う、というものもあれば、また別のがん保険では、上皮内がんについては通常のがんの場合の10分の1の給付金のみを支払うというルールになっているものもあります。

それだけ見ていけば、明らかに上皮内がんでも通常のがんと同じ給付金が出るがん保険の方がよさそうですが、ここでよく考える必要があります。

仮に、上皮内がんに対する保障が手厚い「がん保険A」と、上皮内がんに対する保障は薄いけれども保険料が安い「がん保険B」があるとします。通常のがんに対する保障がAもBも同等であれば、どちらを選択するべきでしょうか。

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多少保険料が高くても、上皮内がんに対しても保障が手厚いAの方がいい、という考え方が一つ。もう一つの考え方は、そもそも目的は給付金をもらうことではなく、万が一に備えることであると明確になっていれば、Bを選択するべきです。

なぜなら、上皮内がんに対する保障が薄いのは、「治療費も安く治るから」という明確な理由があり、仮に上皮内がんにかかったとしても、大きな給付金が必要になるような事態にはならないという判断があるからなのです。であれば、上皮内がんに対する備えは薄くなっても、毎月かかってくる保険料を安く抑えるように考えた方が合理的といえるのです。

真に備えるべきは一般的な貯蓄では対処できないような「がん」であり、対処できるような上皮内がんではないのです。

 

ただ、もちろんここは考え方によるので、上皮内がんでも通常のがん並の保障がやはり欲しいという場合には保険料は多少高くなってもAを選択する判断もありだと思われます。目的が何か、というところで選択肢が変わるのです。

何を求めてがん保険を検討しているのか、しっかりそこを明確にしたうえで上皮内がんに対する保障についてもみていくようにしてみましょう。

 

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