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夫のリスクは保険にて・妻のリスクも保険にて?

   

保険には、「万が一の際に備える」という役割が常に求められているのですが、保険に加入していながらリスクに対応できなくなった、というケースについて紹介します。

 

その一家は、夫婦と1歳の子供一人という三人家族です。

この平凡な家庭に、リスクが突然襲ってきます。急に倒れたのは夫で、治療の甲斐なく若くして亡くなってしまいました。

残された妻と1歳の子供。この一家における生計維持者は夫であり、妻は専業主婦だったため、生活に困窮してしまう状況になってしまいました。

夫は会社員だったため、遺族基礎年金と遺族厚生年金の両方を妻と子は受け取ることができましたが、それでも月あたり11万円程度でした。

当然妻は子供の面倒を見ないといけないので、仕事にもパートにも出ることはできません。

しかしここで大きな助けとなったのが、夫にかかっていた生命保険でした。

定期保険で総額3000万円の保険がかけられていたので、生活費を月20万円とするならば、遺族年金分を引いて残り9万円、定期保険で補ったとして単純計算27年分が賄えることになりました。

実際のところは諸経費や子供の教育費等、もっと大きな金額が必要で生命保険金分だけでは足りませんが、子供が小学生になるころには妻も働きに出ることができるようになってくるので、子供の成長に合わせて妻が本格的に収入を稼いで事なきを得たのでした。

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次に、同じパターンで、倒れたのが妻だった場合です。

生計維持者である夫が無事で、倒れたのが妻であるため、一見生活には問題ないように思われました。

しかしこの夫婦には、子の面倒を見てもらえる人が誰もいなかったのです。それぞれ両親もすでに亡く、夫が自分で子供の面倒をみるしかありませんでした。当然仕事には行けません。仕事に行けないと、お金を稼げないので生活ができません。

さらに、妻が倒れたときには夫は自分の力で生活は維持できると考えたため、妻には生命保険は一切かけていませんでした。そのため生活を維持するための保険金も一切なく、夫は子供を養護施設に入れざるを得なくなりました。

 

上記の二つの例は、一見、生活維持者である夫が倒れた時の方がリスクが大きいように感じますが、実際は逆のケースもありうるということを表しています。

上記のケースで妻が倒れた場合に、子供の面倒を見てくれる両親などが健在であればまだリスクは小さくて済みます。両親は喜んで孫の面倒を見てくれることでしょう。

ただ両親にも仕事があるというケースもあります。そうなると子の面倒を見ることができる人がいないため、やはり養護施設が選択肢として入ってきます。そういう状況も考えたうえで、もし万が一妻が倒れた場合に、子の面倒を見てくれる人がいるかいないかで、妻分の生命保険の有無は決めるといいでしょう。

 - 保険あれこれコラム