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iPhone 6sのケータイ補償料金を「保険」として考える

   

保険の考え方として、「万が一の事態に陥った時、到底対応できないケースに備える」という基本があります。

生命保険についてはまさにその考え方そのものであり、一家の生計維持者に万が一のことがあった場合、大きな経済的ダメージを家族は受けてしまい、生活に大きな支障が出る可能性があります。そしてその場合、どうしても対応できないほどの負担が残された家族にかかってくる可能性があるわけです。

だからこそ、保険は必要とされるわけです。

 

では、人気のiPhone 6sの補償はどうでしょうか。

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上記の例に照らして考えてみてください。

元々ドコモのケータイ補償やAppleCare+の月額料金や補償利用時の料金など、決して安いものではありませんでしたが、2015年最新機種であるiPhone 6sにおいて、ケータイ補償およびAppleCare+の金額はさらに大幅に値上げされています。

iPhone 6s及び6s Plusのケータイ補償の月額料金はなんと750円(税抜、以下同)。そして補償利用時の交換料金は11000円です。

月額750円を二年間支払い続けた金額は18000円、さらに補償を利用した場合の11000円を合わせると実に29000円がかかる計算となります。

さあどうでしょうか。この補償、必要でしょうか。

 

確かに、月々サポートという毎月の割引が二年間かけてかかることを考えれば、最も避けるべきは「二年の間に買い替えざるを得ない状況に追い込まれること」ですが、iPhone 6sにおけるそうした状況といえば、補償をつけずに水濡れしてしまった場合、紛失してしまった場合、補償をつけずに二年目に自然故障が発生した場合です。

あとは確率の問題となります。

今までに一度も水濡れをしたことがない、紛失をしたことがないという人は、もともと注意深くそのような失敗はしない可能性が非常に高いといえます。そのうえで不可避の状況としては二年目の自然故障ですが、これはiPhoneの故障率によります。

確かに運悪く二年目に故障が発生する可能性もなくはないのですが、それがどれくらいの確率なのかと考えれば、ケータイ補償の必要性の有無がわかると思います。

 

逆に、今まで何度も水濡れや紛失を繰り返したことがある人は、リスクがそもそも高いユーザーなので、補償は必須です。普通の保険と違い、iPhoneの補償に関してはハイリスクのユーザーもローリスクのユーザーも、同じ料金で加入となるため、ローリスクのユーザーは損をしやすく、ハイリスクのユーザーは救済されやすくなっているのです。

つまり言い換えると、ケータイ補償とは、「ローリスクのユーザーがハイリスクのユーザーのために費用負担する仕組み」となっているのです。

 

あるユーザーは使い方が荒く、何度も水濡れさせたり紛失したりと、毎年ケータイ補償の限度である年二回の補償適用を繰り返しています。

あるユーザーは使い方がとても丁寧で、破損も紛失もしたことがありません。

補償利用を繰り返すユーザーは当然一定額の費用負担はしているとはいえ、総合的には一度も補償を使ったことがない丁寧な利用のユーザーの方が、まったく必要でなかったのに保険料を支払い続けている形なのです。

 

そのため、ローリスクのユーザーは考え方を変える必要があります。

つまり、「万が一」という事態は、確率としては非常に少ないものであるということ。そのため補償は外しても問題ないということ。万が一事故が発生したとしても、その場合はあきらめて費用負担する覚悟を持つこと。ローリスクユーザーの最もお得な方法はこれです。

仮に水濡れ故障などが発生した場合には、買い替える必要が出てきて費用負担は大きくなると思いますが、負担できない額ではないと思います。負担できる額なら、万が一の時のために、月額補償料金をその分貯めておけばいいのです

iPhone 6sのケータイ補償金額750円を24ヶ月で18000円、そしてそれを仮に家族三台で利用したとしたら、18000円×3台で54000円です。

もし一人補償事故を起こしたとしても、iPhone 6sを10万円とするならば残り46000円の負担で買い替えができます。そして、もし事故が発生しなかったならば、二年間、三台分の補償料金54000円は丸々得する形になります。そしてローリスクユーザーであればその可能性が、非常に高いのです。

 

日本人は世界一保険にお金をかける国民です。その性格が、実はスマホやiPhoneの補償についても色濃く反映されているのです。

保険の本来の意味をしっかり考え、本当に必要な補償なのか理解し、家計における通信費をコントロールしていきましょう。

 

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