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医療保険における不払い問題

      2014/06/07

せっかく医療保険に加入したのに、いざ病気になった時に保険金が支払われないのでは何の意味もありません。当然のことながら、誰しも万が一の際に保険金を受け取るために保険に入るからです。

ですが、実際には、保険に加入していたにも関わらず、保険金が受け取れなかった、支払われなかったというケースが残念ながら非常に多く存在しています。

その最も大きい原因としては、保険会社側と被保険者側の認識の相違です。

保険はその約款により、保険金が支払われるための条件などを規定しています。逆に支払われないケースも同じです。その条件を、認識していなかった、聞いていなかったというのが被保険者。説明している、約款に書いてあると主張するのが保険会社。これでは互いの意見は平行線であり、折り合いがまったくつきません。

以前は、保険会社側の、支払意志がまったくないのではないかと言わんばかりの対応も問題になっていましたが、最近は改善されてきているようではあります。それでも、どういう場合に支払が行われ、どういう場合には支払われないかをしっかり確認しておかないと、保険料が無駄になり泣き寝入りをする事態に陥らないとも限りません。

2005年に起こった大手保険会社の不払い問題に端を発して始まった調査では、結果的に生保38社の不払い合計が約120万件、約910億円にも上ることが発覚したということもありました。

それだけ、保険に対する一般加入者の認識は甘く、もらえるはずのところで請求をしなかったり、膨大な数の特約がそれぞれに請求が必要であると知らずに放置していて実際もらえる金額より少なくしかもらえていなかったりなど、知らなければ損をする分野だったりするわけです。

そんな事態を避けるには、色んな特約をつけすぎてあまり複雑な保険体系にしないというのがまずは基本にあり、その上で保険金支払い条件や支払われない条件などをじっくり約款に沿って確認をしたうえで選択し、加入するようにしたいところです。

さらには、実際に保険金を受け取る請求をする際に、自分の意識がはっきりしている状態であればともかく、保険金請求ができないような状況だったり、がんなのにその告知がされないまま保険金請求ができないなどの事態に陥らないように、家族へのしっかりした説明だったり、「指定代理請求人制度」を活用して万が一の際に誰が保険金請求をできるようにしておくのかなどまで、考えて用意しておきたいところです。

繰り返しますが、保険金は請求しなければ受け取れません。請求手続きをくれぐれも忘れないようにしましょう。

 - 保険あれこれコラム