初心者のための保険選び

初めての保険/保険の見直し/保険を基礎から学習しよう/2015年-2016年保険ランキング

*

掛け捨てを嫌い貯蓄にこだわりすぎた保険トラブル

      2014/06/07

「保険を大きく二つに分けてください」という質問に対して、「掛け捨てか掛け捨てではないか」と答える人の場合、注意が必要です。

つまりは保険の「保険料がもったいない」という点に着目している証拠であり、「保険料がもったいない=掛け捨てではない終身保険の方がお得」、という考えに走りがちです。

もちろん解約返戻金もあり、どこかで必ず支払った保険金がほぼ戻ってくる終身保険はお得な気もするかもしれません。

ただ、この考え方は保険の本来の意味を見失っています。

何のために保険に入るのかというと、万が一の際に備えるためです。貯蓄をするためではないはずです。

貯蓄をするのが目的なのであれば、普通に貯蓄をするかもっと高金利の運用ができる金融機関に預けていた方が確実です。

本当に終身保険が必要ならばよしとして、一定期間、万が一の際の家族の生活保障のために保険金を利用したいということであれば、たとえ掛け捨てであってももっとも適しているのは少ない保険料で大きな保険金が期待できる定期保険であり、終身保険ではありません。

将来確実に戻ってくるのだから損をすることがない終身保険は、保険金が定期保険と比較してかなり少なくなりますので、家族のための保険としては保障額が少なすぎます。

損をしなければいい、というものではなく、自分の生活を確保するために誰か人を雇えばその分お金はかかるはずです。保険はつまりそういうことで、防弾チョッキをレンタルして毎日着ているようなものです。その場合、10年後にまったく危険に襲われなかったから防弾チョッキのレンタル料を返してほしいというでしょうか。レンタル料はレンタル料、防弾チョッキを利用している間の安全が守られていたのだから、それが対価としてかかってくるわけです。もちろん返金などに相手が応じてくれるはずもありません。定期保険はこれと一緒です。

見返りはないが、効果は大きい、という定期保険。貯蓄性はあり長い目で見て損をすることもないけれど保障は小さい終身保険。

何が目的であり何を必要として保険に加入しているのかという本来の目的を見失わないようにしたいところです。

 - 保険あれこれコラム