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貯蓄性が高い終身保険や養老保険はインフレが怖い

      2014/06/06

生命保険の中でも貯蓄性の高い終身保険と養老保険は、掛け捨てにならず保険料が無駄にならないというイメージから、とにかく損をしたくないという人には人気があります。

その時代時代の経済状況によって、また保険の内容によっても払い込んだ保険料がどれだけ戻ってくるかは変わってきますが、掛け捨てになる定期保険と比較すればほぼマイナスになることがないという意味では十分すぎるほどのメリットがあります。

ただその分、毎月の保険料は定期保険と比べればかなり高くなりますし、その高い保険料に比較して、万が一の際に受け取れる保険金は少なめに設定されています。

定期保険と同じ程度の保険金を受け取ることが出来る終身保険となると、かなり高額の保険料を支払う必要が出てきます。

そこまで高額の保険料を支払うことができる経済力があるのであれば、そもそも保険はいらないともいえ、そうなると終身保険や養老保険の存在意義はかなり薄れてしまいます。

さらに、終身保険や養老保険のリスクとして、世の中の動き、貨幣価値という問題があります。

もし万が一、インフレが進み、今現在一万円で買える商品が30年後には二万円出さないと買えなくなっているかもしれません。

もちろんそれは極端な例としても、物と貨幣価値は常に変動します。今の1000万円が30年後には100万円程度の価値しかなかったら、損をすることがないと思って払い続けていた終身保険で大損してしまうことにもなりかねません。

そうしたリスクを最小限に抑えるためにも、保険はある程度定期的に見直しをした方がいいのですが、終身保険では途中で動きがとれません。

解約すれば解約返戻金はありますが、途中での解約は返戻金が少なくなってしまうものも多く、低解約返戻金により保険料を安くしている終身保険もあります。

終身保険や養老保険は、途中での見直しに非常に弱い保険なのです。

世の中の動きがまったくわからない数十年後のために、毎月大きな負担をして保険料を支払い続けることに本当に意味があるのかどうか。

それならば返戻金がなく掛け捨てになってしまうとしても、定期的に見直せて保険金も高く保険料も安い、定期保険の方がいいのではないか。

本当に必要なものは何なのか、よくよく考える必要があります。

将来のそうしたインフレリスクを踏まえた上で、貯蓄性の高い保険は選択するようにしましょう。

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