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銀行など金融機関窓口での保険加入はお得か

      2014/06/06

2007年12月に、銀行窓口での保険商品販売の全面解禁が実施されて以後、それまで定期預金ばかりを勧めていた銀行が積極的に保険商品を窓口で販売するようになりました。

保険を販売していくことにより、約5%程度の手数料が銀行には入るため、非常に大きな収入源となっています。

ただそれでも金融機関ということもあり、通常の保険の販売というよりも、一時払い終身保険や個人年金保険が人気を集めているようです。

退職金を手にした人や定期預金が満期になった人など、まとまった金額を持っている人はそのお金を次にどう運用するのか迷っていることも多いと思われます。そんな時にただ定期預金するのではなく、資産運用と終身保険を兼ね、また場合によっては相続税対策としても利用できる一時払い終身保険は、格好の商品になっているというわけです。

定期預金よりもそちらの方が利率が高いというのであれば断る理由も少ないですし、何より保険の営業社員などより信頼できる銀行の社員の言うことなら間違いないだろうという思い込みも働くものと思われます。

そうした金融機関での保険販売の増加に伴い、近年、銀行窓口での保険販売におけるトラブルも急増しているようです。

何より保険に加入したつもりはなかった、途中で解約をしたら元本割れをしてしまったなど、ちょっと用心してしっかり説明を聞いていれば防げたような事態も多くなっています。

銀行の言うことだから、と安心して何も説明を聞かず任せっきりにしているとそういう事態に巻き込まれることもありえますので、注意が必要です。

しかしそもそも、銀行の窓口で保険に加入するということは、本当にお得なのでしょうか。

銀行に対して保険会社より手数料が支払われるということは、保険会社から直接保険に加入するよりもコストはかかっていることになります。

ですので、実は同じ保険に入るのであれば、銀行窓口で申し込みをするよりも、直接保険会社に申し込みをした方が安くなることがほとんどです。

何より、銀行窓口での保険加入の場合は、告知なども最低限に簡略化されているものが多く、そのリスクの分だけ保険料は高めに設定されていたりします。

物でもなんでもそうですが、直販で買う方が代理店などを通すよりも安いのは当然のことで、保険も少し考えればわかりそうな仕組みではあるものの、銀行という信用力こそが銀行窓口での保険販売の最大の強みと言えそうです。

銀行が売っているから安心、というのは思い込みで、一時払い終身保険などでの途中解約は元本割れすることもあります。正しく活用すれば利率が高く運用できる商品も確かにありますが、賢く運用するのであれば、銀行で聞いて保険会社に直接問い合わせて加入するというのが、もっともお得な方法かもしれません。

 - 保険あれこれコラム